理容店の定休日が月曜日に多いのは、なぜ?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳126】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
電力不足時代の休電日の名残です!
個人経営の理容店では、定休日を毎週月曜日にしていることが多いです。
これは第二次世界大戦前後、渇水や石炭不足などから全国的に電力供給が追いつかなかったことに影響しています。
戦後、昭和21年11月に「電気需給調整規則」が公布。主な内容は「使用停止日、時間、使用電力量、最大電力の限度を超えて電気を使用してはならない」とされていました。
昭和21・22年頃は、ほとんどが水力発電に頼っていました。当時の新聞記事に「東京地方並びに水源地に16ミリの雨が降り、これで3日分の電力が賄える模様……」という内容があり、当時の厳しい電力事情が垣間見られます。
電気不足を補うために電気使用制限だけでは対応できず、電力供給を停止する「休電日」があり、それが月曜日だったのです。
※「休電日」は地域性があり、火曜日や水曜日の設定もありました。全国的には月曜日が多かったようです。
業務上、電気を多く使用する理容店は、この休電日に合わせて定休日が設定されました。
休電日がなくなっても、過当競争を避けるため定休日は、地域ごとの理容組合加入の際の取り決めとして、休電日をもとにした定休日が地域ごとに継承されたので、毎週月曜日が多いのです。
現在は定休日の規制は存在しませんが、土日に集客が多く、お客様の利便性のため土日に営業して、月曜日を定休日にしている店舗が多いのです。
これは公共施設の図書館、博物館、美術館なども同様ですね。
=== ここまで約330字です ===
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理容店の定休日は、昭和の初期まで、毎月7・17・27日とすることが多かったようです。その理由には業祖・藤原釆女亮(ふじわら うねめのすけ)の命日(7月17日)に由来する説と、徳川家康の命日(4月17日)に由来する説とがあるようです。
※藤原采女亮(1335(建武2)年7月17日没)は日本における理美容業の祖と言われています。
(出典元:全国理容生活衛生同業組合連合会)
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介します。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。
スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。
3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。
よろしかったらご参考にしてみてください。
くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。