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世界遺産検定2級合格の練習問題&解説【基礎知識 |練習問題集1】

こちらでは、NPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」の合格60点に向けて、「基礎知識①~⑩」の練習問題集になります。基礎知識の振り返りにご活用頂ければ幸いです。(※練習問題は過去問題を参考に作成しています。)

日本の世界遺産」に関してはこちら ご覧ください。 

 

世界遺産検定2級合格ー基礎知識:練習問題集1(10問)

▶ 次の文章を読んで、以下の問いに答えなさい。

(a)世界遺産条約には、アテネ憲章や(b)ヴェネツィア憲章で示された歴史的建造物の保護や保全、修復に関する基本方針や理念、そして自然保護の考え方である「ウィルダネス」の概念などが受け継がれている。こうした理念に基づいて誕生した世界遺産の登録や保全には、世界遺産委員会をはじめ、ICOMOS、IUCN、(d)ICCROMなどのさまざまな機関が関わっている。 

⑴ 下線部(a)「世界遺産条約」が採択された年( A )と、採択された会議( B )の組み合わせとして、正しいものはどれか。

 

A.1970年 - B.ユネスコ総会
A.1970年 - B.国連人間環境会議
A.1972年 - B.ユネスコ総会
A.1972年 - B.国連人間環境会議

【難易度:中】 

 

 

⑵ 下線部(a)「世界遺産条約」の説明として、正しいものはどれか。

 

国連加盟国すべてが、批准することを義務づけられている
世界遺産を保護・保全する義務や責任はユネスコにあることが書かれている
世界遺産を守り伝えるために、教育・広報活動の重要性が説かれている
不均衡を是正のため世界遺産の登録数の上限を設けることが書かれている

【難易度:低】 

 

 

⑶ 下線部(b)「ヴェネツィア憲章」の証明として、正しくないものはどれか。

 

1964年に採択された
ヴェネツィア憲章の考えに基づきIUCN が設立された
真正性の概念を示した
「修復の際には建設当時の工法や素材を尊重すべきだ」という点は、アテネ憲章と異なる

【難易度:中】 

 

 

⑷ 下線部(d)「ICCROM」の正式名称として、正しいものはどれか。

 

文化財の保存及び修復の研究のための国際センター
世界遺産文化財保護協議会
国際記念物遺跡会議
国際教育計画研究所

【難易度:中】 

 

 

世界遺産委員会に関する次の文中の語句で、正しくないものはどれか。

世界遺産登録を目指す日本の文化財や記念物に関し、(①建築基準法)などの保護下にあるものは文化庁が、(②稼働中の産業遺産)などを含むものは内閣官房有識者会議が推薦候補を決定する。また自然遺産は環境省と(③林野庁)が推薦候補を決定する。それぞれの推薦候補の中から、毎年9月頃に開催される(④世界遺産条約関係省庁連絡会議)でユネスコ世界遺産センターへ推薦する候補が決定する。

 

建築基準法
稼働中の産業遺産
林野庁
世界遺産条約関係省庁連絡会議

【難易度:高】 

 

 

世界遺産の登録に関する次の文中の語句で、正しくないものはどれか。

世界遺産登録を目指す物件を保有する国は、提出期限である(①2月1日)までに推薦書を(②世界遺産センター)に提出する。登録の可否については、推薦書提出期限の翌年に開催される(③ユネスコ総会)において審議が行われる。審議は「登録」「情報参照」「登録延期」「(④不登録)」の4段階で決議される。

 

2月1日
世界遺産センター
ユネスコ総会
不登録

【難易度:中】 

 

 

世界遺産の登録基準などを定める「作業指針」の正式名称として、正しいものはどれか。

 

世界遺産リストと危機遺産リスト作成のための作業指針
世界遺産登録手続きを円滑に行うための作業指針
世界遺産の真正性維持を行う作業指針
世界遺産条約履行のための作業指針

【難易度:中】 

 

 

⑻ 登録基準(ⅱ)の説明として、正しいものはどれか。

 

動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産
文化交流を証明する遺産
文明や時代の証明を示す遺産
人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術と関係する遺産

【難易度:中】 

 

 

⑼ 登録基準(ⅱ)が認められている日本の遺産として、正しいものはどれか。

 

日光の社寺
法隆寺地域の仏教建造物
屋久
富士山ー信仰の対象と芸術の源泉

【難易度:中】 

 

 

⑽ 「グローバル・ストラテジー」の説明として、正しいものはどれか。

 

世界遺産条約を締結していない国から世界遺産登録を認めている
世界遺産を持たない締約国からの登録強化などの方針が示されている
自然遺産の登録を抑制する方針が示されている
世界遺産の登録数の上限を設けることの必要性を示している

【難易度:中】 

 

 

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終わり

世界遺産は、過去から現在へと引き継がれてきたかけがいのない人類共通の財産です。そんな世界遺産を未来へ引き継ぐために、世界遺産を学び理解を深めたいものです。

近年、世界遺産を巡る旅が注目される中、世界遺産の知識があれば旅の楽しみも倍増です。

2020年にNPO法人世界遺産アカデミーの「世界遺産検定2級」を受験し一発合格しました。次は1級受験を目指し、その対策をブログで紹介して行きます。

初めに2級試験対策の振り返りながら、1級試験対策を掲載予定です。

市販の過去問題やテキストなどを参考に練習問題を作成していますので、高得点や合格確実を目指している方は、他のサイトなども合わせて参考にされることをお勧めします。

また、世界遺産にご興味を持って頂けるような記事も書いて行きますので、ご関心がありましたら、ご一緒に取り組んで頂けると嬉しいです。

 

最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。

 

▶ 学習に便利な書籍紹介  

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世界遺産検定2級の出題割合(問題数60問、試験時間60分間)

・基礎知識:20% ・日本の世界遺産(23件):25% ・世界の文化遺産:35% ・世界の自然遺産 ・時事ネタ:10% (※世界の文化・自然遺産の出題範囲は300件が対象です)

初めに基礎知識日本の世界遺産23件を着実に習得して、時事ネタ(試験6ゕ月前からの新聞・ニュースなど参照)も合わせながら、全体の55%を獲得できる知識を身に着けることで、確実に合格圏内に近づきます。頑張れば1ゕ月程で試験対策ができます。