nil-blog 楽しく暮らしましょう...

Blog超初心者が今からやれることをお届けします。

「チーズはどこへ消えた?」あらすじ&感想です。

【ビジネス書】

忙し人に是非おすすめしたいビジネス書です。
全96ページで、1時間程で読み切れるボリューム感が最高です。
多くの企業で社員教育に採用!
2000年の発売以来のブーム再熱、全世界で累計1800万部、日本は累計400万部突破。

予想困難な時代において、状況の変化にいかに対応すべきかを説いています。
読み終えた後には、新しい自分に出会える1冊です。

この本のあらすじ&感想をまとめましたので、よろしかったらご参考にしてみてください。 

あらすじ

登場人物は2匹のネズミと2人の小人です。
ネスミと小人は、迷路の中に住みながら毎日自分たちの特別なチーズを見つけようと探し回っています。

「チーズ」は、食料であったり、私達が人生で追い求めているもので、仕事、家族、恋人、お金などを象徴しています。
「迷路」は、チーズを追い求める場所を表し、会社や家族かもしれません。

 

2匹のネズミの名前は、「スニッフ」と「スカリー」です。
スニッフは、よく利く鼻でチーズのある場所をかぎつける能力があります。
スカリーは、素早く突き進む能力があります。

2匹のネズミは、単純な頭脳しかもっていなかったので、単純な試行錯誤を繰り返しならが、新しいチーズを探します。
ネズミには、すぐれた本能があり、日々の変化に敏感で、変化があればすぐさま行動できます。

 

2人の小人の名前は「ヘム」と「ホー」です。
小人は賢い頭脳を持っているものの、複雑なものの見方をします。

 

ある日、ネズミと小人は、迷路の中のチーズステーションCで、大量の好みのチーズを発見しましす。
それから毎朝、ネスミも小人もステーションCに向かうことが日課になり、チーズを手に入れた幸せを感じていました。


2人の小人は、大量のチーズに慢心し過ぎ、日々の変化に注意を払わすに暮らしていました。

 

だんだんチーズが少なくなっていることに、二匹のネズミは気付きます。
ある朝、チーズがなくなると、2匹のネズミはその状況の変化を理解し、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに一目散に飛び出していきます。

 

一方、2人の小人は、ショックでその場に立ち尽くし、消えたチーズのことだけを考えていました。

 

小人がステーションCに留まっている間に、ネズミはステーションNで大量の新しいチーズを探し当てていたのです。

 

小人のホーは、新しいチーズを見つけて味わっていることを想像するようになり、ステーションCを離れることを提案しますが、小人のヘムは、居心地が良くなったステーションCに留まる現状維持を主張するのです。
小人は消えたチーズがいつか戻ってくると固く信じ、待ち続けていましたが、空腹とストレスでだんだん弱っていったのです。


「チーズはどこへ消えた?」と考えるだけではなく、「なぜ、新しいチーズを探さなかったのだろう?」と気付き出します。

 

ホーは、新しいチーズが見つからないのでは?という恐怖から、探しに出かけようとはしなかったが、変わらなければ、破滅することを悟り、数日間あちこちでチーズを探し回るのです。

探している間は、自分の好きなチーズの山に囲まれている姿を心の中で想像し、元気を取り戻しながら新しいチーズを探し続けるのでした。

 

先に進むにつれ、少しのチーズを見つけられるようになりました。

もっと早く変化に対応し、もっと前にステーションCを出ていれば、今頃いろいろなことが、もっと好転していただろうと、ホーは思うのです。

 

これまで通ったことのない通路を進んでいくと、ステーションNで見たことのないほどの大量のチーズを見つけるのです。
そこにはネズミのスニッフとスカリーの姿もありました。

 

ホーは、これまでに学んだことを思い返し、次のことを考えました。

  • 変化を恐れていた時は、既になくなった古いチーズの幻想にしがみついていた。
  • 物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、素早く動くこと。
  • 変化に早く適応すること。遅ければ、適応できなくなるかもしれない。
  • 最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。
  • 常に新しいチーズがどこかにある。恐怖を乗り越え、冒険を楽しむなら、報いはある。

 常に新しいチーズがどこかにあるということを信じ、迷路の恐怖を乗り越え、冒険を楽しみながら進めば、きっと自分の人生は変わる。

感想&まとめ

登場人物のネズミと小人は、私達が持っている「単純さ」と「複雑さ」を象徴しています。

やっとの思いで手に入れたチーズを失うのは辛いです。
そのチーズが自分にとって大事であればあるほど、それにしがみつきたがるものです。
新しいチーズを探し求める必要が訪れても、見えない恐怖にかられ、何も行動できずに、ただただ立ち尽くすものです。

 

登場人物の2匹のネズミと2人の小人は、四者四様の考えを持って消えたチーズを追い求めていますが、これらの行動パターンは、私達の行動パターンを表しているものと思います。

頭の中では、ネズミの行動は良いと理解しつつも、実際には小人のヘムと同じ行動や態度を取るのでは!?と考えてしまいます。

 

変化への対応について、先の予測がつく変化は、比較的容易に行動に移せますが、その先の予測が難しい場合は、恐怖に捕らわれてしまします。
その恐怖は、自分の中で勝手に増大し、その場に立ち尽くし、何も行動できずにいることが大多数ではないでしょうか。

 

恐怖を乗り越え、解放されれば、楽な気持になり、新しい方向に踏み出すことができると思います... 

ネスミのような一目散で行動するには、日頃の変化をよく観察し、対応に備えることが、結果的には恐怖を最小化でき、早く行動に移すことができると思います。
そのためには、日頃、変化を捉える感覚を養うことが重要になるでしょう。

 

ここから学ぶ教訓は、

  • 変化は起きる
  • 変化を予期せよ
  • 変化を探知せよ
  • 変化にすばやく適応せよ
  • 変わろう
  • 変化を楽しもう!
  • 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう

 

予測困難な時代において、私達の新しいチーズは、いつもどこかにあるということを固く信じ、予測できない恐怖に立ち尽くすことなく、冒険を楽しみながら進める人生を歩みたいものです。

 

最後に、変化はあらゆるところで起きています。早急に対応すれば、それだけ上手くやれるということを肝に銘じたいと思います。

よろしかったら是非一読されますことをおすすめします。

 

最後までご覧くださりありがとうございました。

次回もよろしくです。

 

 関連記事『迷路の外にはなにがある?』です。

チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

  • 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2000/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 11人 クリック: 153回
  • この商品を含むブログ (235件) を見る