オリンピックの難民選手団といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳300】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
初参加は2016年のリオ五輪です。
2015年10月の国連総会で、2016年のブラジル・リオデジャネイロ五輪に、IOC難民選手団を創設して参加することが発表されました。
(IOC:国際オリンピック委員会・International Olympic Committeeの略)
初めて結成されたIOC難民選手団は、4か国を代表する10人がリオ五輪に参加しています。
2020年の東京五輪では、アフガニスタンや南スーダン、シリア、イランなど11か国出身の29選手が参加し、陸上や水泳、柔道、バドミントンなど12競技に出場予定です。
世界各地で故郷(家)を追われる難民は、2020年末で8,240万人です。
世界の人口77億人の1%が、故郷を追われているのです。
▶ 難民とは?
1951年、国連は「難民」を「人種、宗教、国籍、政治的意見などを理由に迫害を受ける恐れがあり自国を逃れた人」と定義しました。また、国境を越えずに国内にとどまって避難生活を送っている人々は「国内避難民」と呼ばれています。
2020年末時点、難民や国内避難民など故郷を追われた人々は8,240万人です。
このうち、UNHCR管轄の難民は2,070万人います。「難民選手団」に選ばれているのは、ここに含まれるアスリートです。
持続可能な開発目標(SDGs)には、「難民」という言葉は使われていませんが、「地球上の誰一人として取り残さない」とのメッセージがあります。
▶ SDGsとは?
2015年9月、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、2016年から2030年までの開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)です。
持続可能な世界を実現するために、人間、地球、繁栄のための行動計画では、17の目標と169のターゲットを掲げています。そこには「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことが誓われています。
オリンピックにおいても、難民が取り残されることがないように応援したいものです。
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▶ 五輪と国籍のルール
IOC(国際オリンピック委員会)のルールでは、二重国籍者はどちらの代表になってもよいとされています。但し、一度片方の国の代表になると、もう一方からすぐに出ることはできません。
一度、どこかの国の代表選手として国籍変更した場合、最初の国の代表から3年経てば新しい国の代表となれます。
また、IOCは2016年のリオ五輪から「難民選手団」を新設しました。難民となり、母国からの出場が困難になった選手は、難民選手団として五輪に参加することが可能となりました。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。