消費税の基本的な仕組みといえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳310】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
消費者が負担する税金です。
消費税は、物品やサービスの消費一般に広く公平に課税する間接税です。
▶ 間接税と直接税の違いといえば?
税を納める人と、税を負担する人が異なる消費税や酒税などの税金を「間接税」といいます。
消費税とは、消費者が負担する税で、事業者に負担を求めるものではありません。
▶ 消費者と事業者の違いといえば?
・消費者:消費税を負担する者
・事業者:消費税を申告・納付する者
※事業者とは、個人事業者(事業を行う個人)と法人を指します。
事業者の商品やサービスの価格には税金が含まれ、その税金が次々と転嫁され、最終的に商品やサービスを受ける消費者が負担するのです。
消費者は、それぞれの取引に対して、10%(標準課税)や8%(軽減税率)の税率が課税されます。
一般的な流れとしては、メーカーなどの事業者が製造したものを、卸売業者や販売業者で仕入れて消費者に販売します。消費者は購入したものを消費していきます。
流れの中で、事業者が消費者に販売をすることに目的に購入する行為(経済活動)のことを、「仕入れ」と言います。
「仕入れ」と「消費」は、両方とも「購入する行為」ではありますが、その目的が「消費すること」であれば「消費」にあたり、「消費税」の対象となります。
仕入れたものを「販売すること」であれば「仕入れ」にあたり、「消費」とは異なる経済活動となります。
消費税は、「消費」に対する課税であり、消費と異なる「仕入れ」には課税されません。その理由は、生産や流通の各段階で、消費税が二重や三重に課税されないようにするためです。
よって、消費税を負担するものは「消費者」、消費税を消費者に代わってまとめて申告・納付するものは「事業者」なのです。
もし消費税が直接税の方式だったら、消費者は購入した全ての商品やサービスなどを記録し、それに消費税率をかけた金額を、毎年税務署に納めることになります。
事業者が消費者に代わってまとめて納税する仕組みは、事務負担や脱税行為抑止などからも間接税であることは理にかなっていると言えます。
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関連記事の紹介
▶ 日本の消費税の流れ
1989年(平成元年)4月1日、はじめて税率3%の消費税が導入されました。
今やあたり前のように存在している消費税ですが、30年前の導入当時は、大変な騒ぎとなっていました。
その後、国民の反発を受けながらも、3度税率が引き上げられています。
1997年に5%、2014年に8%と段階的に引き上げられ、2019年10月には標準課税10%と軽減税率8%(飲食料品や新聞は軽減税率適用)が導入されました。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。