11月11日の「チーズの日」といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳397】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
およそ1300年前の飛鳥時代に由来します。
飛鳥時代の記録「右官史記」によると、西暦700(文武天皇4)年の10月(新暦11月)に「文武天皇が使いをつかわし、『蘇(そ)』をつくらしむ」という記述があります。
この「蘇」は、現在のチーズの元祖と言われるものです。
作り方は、牛乳を煮詰めて固めたものです。
蘇は税として献上する制度ができ、盛んにつくられるようになるものの、高貴な人の食べ物で、当時の庶民は「蘇」はおろか、牛の乳さえ口に入りませんでした。
時が流れ1992年、もっともっとチーズに親しんでもらうため、新暦の11月で覚えやすい11月11日を、「チーズの日」の記念日に日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が共同で制定しました。
ちなみに、2020年はコロナ禍で学校給食が休止され、余剰となった大量の牛乳を消費する1つに、牛乳さえあれば手軽に作れる「蘇」が注目されました。
日本輸入チーズ普及協会によると、日本では1年間に36.1万トン(2020年の実績)のチーズが消費されています。
国民1人あたり、年間およそ2.87kgのチーズを食べていることになります。
日本で食べられているチーズのうち、約28万トンが世界各国から輸入されています。
主な輸入国は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカの順になります。
一方、1人あたりのチーズ消費量が最も多い国はデンマークで、年間で29.3kgも食べるようです。
日本の約10倍の消費量ですね。
ちなみに、2位はフランスの26.8kg、3位はキプロスの26.3kgです。
=== ここまで約330字です ===
関連記事の紹介
▶ チーズの起源といえば?
山羊や羊などのミルクが、自然界に存在する乳酸菌の働きにより固まり、その塊(かたまり)から水分が分離することの発見となります。
人類は、紀元前6000年頃に家畜からミルクを搾(しぼ)り、乳製品として食べていました。
それから、おおよそ2000年経った紀元前4000年頃に、チーズはメソポタミア地域(チグリス川、ユーフラテス川流域)で生まれ、そこから東西に広がり、それぞれの地域に根ざした独自のチーズが世界中で生み出されてきたのです。
▶ アラビア民話のチーズといえば?
遠い昔、アラビアの商人が砂漠の中を歩くとき、子羊の胃袋でつくった水筒に山羊の乳を入れ、ラクダの背中にくくり付けて出発しました。
暑い砂漠の中で、渇いたのどを潤そうとしところ、驚いたことに、水筒の中には乳は一滴もなく、白い塊と透明な液体になっていました。
恐る恐る口にしたところ、非常に美味しかった。これがチーズ発見の物語として言い伝えられています。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。