毎年10月10日の「缶詰の日」といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳336】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
缶詰の量産が開始された記念日です。
日本で最初の缶詰は、1871(明治4)年に長崎県でフランス人の指導の下、イワシ油漬け缶詰(オイルサーディン)の試作と言われています。
(引用:竹中罐詰株式会社HP)
それから6年後の1877(明治10年)10月10日、日本で初めての本格的な缶詰生産が、北海道の開拓使石狩缶詰所でアメリカ人の指導の下で始まります。
石狩川のサケを原料にしたサケ缶詰が誕生した10月10日を、日本缶詰協会は記念として「缶詰の日」に制定しました。
(※日本缶詰協会は、現在の「公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会」です。1987(昭和62)年に記念日は制定されました。)
明治時代の缶詰は、主に輸出用と軍需用として生産されていたため、庶民には普及しなかったようです。
缶詰の価格は20銭から35銭、白米1升(10合・約1.6kg)が7.65銭の時代には、高価な食品といえます。
本格的に普及するきっかけは、1923(大正12)年の関東大震災以降で、アメリカからの支援物資の缶詰と言われています。
缶詰は常温で長期保存が利き、とても便利な製品として長く愛用されています。
缶詰は、味付けされた食品を、アルミやスチール缶に詰めて密封します。
密封缶詰は加熱処理で殺菌し、品質保持のためすぐに冷却され後、包装などをして届けられます。
密封加熱は、缶の中の食品を腐らす菌を殺菌することができるので、ほとんどの缶詰は防腐剤を使用せずに長期保存ができるのです。
缶詰の賞味期限は、中身により異なりますが、1年〜3年程度です。保存食用に特化した缶詰では、賞味期限5年のものもあります。
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▶ 缶詰の歴史といえば?
フランスの軍人ナポレオン・ボナパルトは、遠征時の食料補給問題を解決するために、懸賞でアイディアを募ります。
初めは、長期保存可能な「瓶詰め」が、1804年に発明されますが、ガラス瓶は重くて破損しやすいという欠点がありました。
次に、金属製容器(ブリキ缶)に食品を入れる「缶詰」を、1810年に発明します。缶詰は画期的な発明で、食品の長期保存と携行が容易で採用されます。
当初、缶を開封する方法は、金槌(かなづち)と鑿(のみ)が使用されていました。戦場では、銃剣でこじ開けたり、銃で撃って開けたりしていたようです。
その後、1858年に「缶切り」が発明されると、缶詰の中身が固形物に限られていたものが、液状のドリンク類まで入れられるようになり、缶詰の利用範囲が拡大していきます。
更に時代が進み、缶切りが不要な「イージーオープンエンド」が発明され、ますます便利なアイテムとなり、世界中で愛用され続けれいます。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。