「話のさわり」の本来の意味といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳337】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
「話の要点」を意味します。
「話のさわりだけ聞かせて」と尋ねられたら、つい最初の部分だけを話してしまいますよね。
本来の意味は、「話の要点を聞かせて」となります。
「さわり(触り)」は,江戸時代の浄瑠璃(じょうるり)の1つの流派である義太夫節(ぎだゆうぶし)に由来します。
「さわり」の使われ方は、義太夫節の最大の「聞かせどころ」「聞きどころ」を指す言葉で使われます。
同じように「曲のさわりを演奏して」の「さわり」も、最大の聞かせどころを指すのです。
文化庁の調査によると、60歳以上を除く年代で、この「さわり」を本来とは違う「話や曲の最初の部分のこと」という意味で使う人は約6割です。
本来は「中心部」「要点」という意味の「さわり」ですが、「さわりだけ」「ほんのさわりだけ」と尋ねられると、「さわる」という言葉の響きから、つい表面的なイメージを連想してしまうのかもしれませんね。
=== ここまで約350字です ===
関連記事の紹介
▶ 浄瑠璃
浄瑠璃(じょうるり)は、物語に節を付けて語る邦楽(ほうがく:日本の音楽)の一種で、琵琶法師が「平家物語」を語る「平曲」から始まったとされています。
浄瑠璃は、三味線を演奏する三味線方(しゃみせんかた)と三味線に合わせて物語を語る太夫(たゆう)によって演奏されます。
現在8流派の浄瑠璃があり、その一つに義太夫節(ぎだゆうぶし)があります。
人形芝居は、平安時代に諸国を放浪しながら、さまざまな芸を見せる傀儡(かいらい・くぐつ:操り人形)という芸能者集団が起源と言われています。
江戸時代にこの2つの芸能が合体し、人形浄瑠璃が誕生します。
明治時代末から大正時代の初めにかけて、プロが演じる人形浄瑠璃は大阪の「文楽座」でしか上演されなくなったため、「文楽」と呼ばれるようになります。
人形浄瑠璃文楽は、1955(昭和30)年に重要無形文化財に指定され、2008(平成20)年にユネスコ(UNESCO)の無形文化遺産に指定されました。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。