昔の通信の1つ「狼煙(のろし)」といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳379】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
煙や火を使った通信方法です。
狼煙(のろし)の歴史は古く、中国では紀元前7世紀くらいから、日本では約2000年前の弥生時代から使用されていたようです。
狼煙は、「狼(おおかみ)」の「煙」と書きます。
狼の糞(ふん)を焚(た)いて、煙を立てると真っ直ぐに上がり、煙が風に流されにくいということから、狼煙と名付けられました。
狼は肉食で、犬の糞と比べると、動物性たんぱく質の残りかすが多く含まれ、それが煙を真っ直ぐに上げるようです。
日本では、狼の糞を入手するのは容易ではなかったため、藁(わら)や杉の葉、火薬などを代用していました。
狼煙は、烽燧(ほうすい)とも呼ばれ、「烽」も「燧」も「のろし」を意味します。
「烽(ほう)」は、昼間に上げる煙のこと。
「燧(すい)」は、夜間に上げる火のこと。
烽燧とは、煙や火を上げて信号を発する通信手段であり、そのために設けられた通信施設です。
狼煙は、リレー式に使用することで、情報伝達の距離や範囲が広がります。
狼煙による通信は、明治の初めまで使われていました。
=== ここまで約350字です ===
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▶ 狼煙(のろし)
狼煙は「緊急時」に上げるものと思われがちですが、それだけではないようです。
狼煙は、天候に左右されます。
また、狼煙を無暗に上げると、大事な情報が敵にも伝わってしまします。
更に、狼煙を上げるには、火床(火種)、材料、場所、人員を確保しなければならず、多額の経費がかかります。
戦乱の中、狼煙を使用する場合には、焼き討ちなどで至る所から煙が上がり、これでは狼煙と焼き討ちの区別はできません。
狼煙は、戦乱が収まった時点で使われる情報伝達の1つの手法と考えらます。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。