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小学生・高学年向け夏休みおすすめ図書:2019年版

【児童書紹介】
2019年夏休みのおすすめ図書のご紹介です。

小学校5・6年生の高学年向けの児童書です。

第65回 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(4冊)をまとめましたので、よろしかったらご参考にしてみてください。

 

課題図書4冊の紹介(小学校・低学年の部:1・2年生)

課題図書4冊の紹介(小学校・中学年の部:3・4年生)

課題図書4冊の紹介(小学校・高学年の部:5・6年生)

課題図書とは、本の専門家の先生方が、新しく出版された沢山の本の中から、学年や年齢に合わせて読んで欲しい本を選んだものです。

 

ぼくとニケ

 ある日、子猫がやってきたーー。5年生で突然登校拒否になった幼なじみの仁菜が、薄汚れた子猫を拾い、ぼくの家へ連れてきました。自分の家で飼えない仁菜にかわって、ぼくと家族が世話をすることになったのだけれど……。子猫のニケに関わる中で数々のことを学んでいく、ぼくの様子がていねいに紡がれます。15歳で講談社児童文学新人賞佳作を受賞し鮮烈デビューした獣医師が描く、大切なお話です。

 

かべのむこうになにがある

 大きな赤い壁がありました。どこまでもずうっとつづいていました。壁の中には動物たちが住んでいますが、壁がどこまでつづいているのか、誰がいつどうやって作ったのか、誰も知りません。気にする者さえいないようでした。でも、知りたがりの小さいねずみだけはこう思いました。「ふしぎだな、きになるな。この かべの むこうに なにが あるんだろう?」ねこやきつねやくまは、「かべはあたしたちを守ってくれるのよ。外にはこわいものがいっぱいあるから」とか、「むずかしいことを考えるのはやめろよ。そうすりゃハッピーになれる」とか、いろいろなことを言います。くたびれたらいおんは「かべのむこうになんて、なにもない。闇だ。はてしない闇だ」とまで言います。でもある日、飛んできた空色の鳥といっしょに、壁をとびこえたねずみは……。この本の作者、ブリッタ・テッケントラップは、ドイツ生まれの絵本作家で、『いのちの木』をはじめ、哲学的で美しい絵本を描いています。圧倒的な存在感がある赤い壁と、壁を越えたあとのカラフルな世界は、ぜひ見くらべてほしい場面です。「ほんとうのものを みる ゆうきが あれば かべは きえる。ぜんぶ きえたあとには きっと すばらしいせかいが あるはずだよ」という言葉が胸にひびきます。もしかしたら「かべ」があることにさえ気づかずに暮らしているかもしれない私たち。「かべのむこう」を知りたいと願う、ねずみの勇気と、希望を感じる結末が、心に小さな火を点します。大人でも子どもでも、手元に置いておいて、ときどき読み返したい絵本です。
(絵本ナビライター 大和田佳世)

  

マンザナの風にのせて

 住みなれた土地から放され、愛犬とも別れる運命になったマナミは、ショックから声を失ってしまいます。
日系人収容所という場所でも、家族やまわりの人びととささえあい、希望を見いだしていきてゆく力強い物語です。

 

もうひとつの屋久島から 

1993年、日本で初めて世界遺産に登録された屋久島。この自然豊かな島のいたる所で、その11年前まで広大な原生林が伐採されていた事実があった!屋久島の過去・現在・未来にせまる、渾身のドキュメンタリー。

 

課題図書3冊の紹介(中学校の部)

課題図書3冊の紹介(高等学校の部)