世界一短い手紙といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳218】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
1文字の手紙です。
1862年、フランスの小説家ヴィクトル・ユーゴーの手紙と言われています。
ヴィクトル・ユーゴーは、小説「レ・ミゼラブル」の売れ行き状況を確認する手紙を、出版社に送りました。
その手紙には、
「?」
の1文字だけが書かれていました。
出版社からの返事の手紙には、売れ行き好評を報告する内容が書かれていました。
その手紙にも、
「!」
の1文字だけでした。
非常にユニークで、ユーモアのある手紙ですね。
▶ 「?」「!」といえば?
「?」とは、疑問符(ぎもんふ)の一つの「Question mark(クエッション・マーク」」です。「はてなマーク」とも呼ばれます。視覚的に質問を受け取るなどを表現します。
「!」とは、感嘆符(かんたんふ)の「Exclamation mark(エクスクラメーション・マーク)」です。「ビックリマーク」とも呼ばれます。視覚的な危険や注意喚起などを表現します。
では、日本一短い手紙といえば?
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
(いっぴつけいじょう ひのようじん おせんなかすな うまこやせ)
と言われています。
徳川家康の家臣・本多重次(ほんだ しげつぐ)が、陣中から妻に送った手紙で,用件を簡潔明瞭に伝える名文と言われています。
メールやLINEの時代、短い手紙でも送ることを大切にしたいですね。
=== ここまで約300字です ===
関連記事の紹介
▶ 名文『一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ』
『一筆啓上(いっぴつけいじょう)』
一筆(手紙)を啓上(差し上げます)という意味です。一筆啓上は、男性の手紙の冒頭に書く頭語(現在の「拝啓」)で、妻を立てた敬う気持ちが込められています。
『火の用心(ひのようじん)』
現在でも使われ読んだそのままの意味です。当時の木造建造物の火事を心配されたものです。
『お仙泣かすな(おせんなかすな)』
幼子「お仙」を大切にして欲しいとの意味です。「お仙」は、後の越前丸岡藩の初代藩主の本多成重(ほんだ なりしげ)のことで、幼名は「仙千代」でした。
『馬肥やせ』
貴重な馬の手入れを頼むという意味です。
▶ 「レ・ミゼラブル」
フランスの小説家ヴィクトル・ユーゴーが1862年に執筆した小説です。
作家や翻訳家でもある黒岩涙香(くろいわ るいこう)が、「噫無情(ああむじょう)」の題で、1902(明治35)年10月8日から1903(明治36)年8月22日まで、「萬朝報」に連載されました。日本でもヴィクトル・ユーゴーの名が広く知られる切っ掛けになりました。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。