建築材料の漆喰(しっくい)の特徴の一つといえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳233】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
防火性と明光性です。
建築材料の漆喰が日本に渡来したのは、飛鳥時代といわれ神社仏閣の建築に使用されてきました。
防火性の高さや明光性(めいこうせい)が評価され、お城や武家屋敷の壁材にも使われるようになります。
現代では優れた調湿機能や消臭性、抗菌性などが注目され、室内壁として広く使用されています。
漆喰の主な原料は、石灰石を焼いて水を加えた消石灰(水酸化カルシウム)です。
この消石灰につなぎ材料の糊(のり)やスサ(麻などの植物繊維)を加えて、水で練ったものが漆喰です。
漆喰にはたくさんの穴(微細孔)が開いていて、湿気を吸着・放出し湿度を調整する機能があり、「呼吸する壁」といわれ、カビやダニなどの発生を抑える効果が期待できます。
原料の消石灰は強いアルカリ性で、この性質からニオイのもととなるカビや細菌の繁殖を抑え、生活臭対策にも期待できます。
建築基準法で不燃材料に認められている漆喰です。
工費は割高になりますが、お部屋の環境改善の一つにお勧めです。
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▶ 石灰石といえば?
石灰石は、日本列島に分布している炭酸カルシウムの成分からできている鉱物です。
石化石はサンゴ礁がルーツで、今から2~3億年程前の赤道付近の海で、サンゴや有孔虫など炭酸カルシウムの殻を持つ生物が礁(しょう・水面にあらわれていない岩)をつくり、それが地球の地殻プレートの移動と共に、現在の日本列島に移動したと考えられています
ニワトリや牛などの家畜に与える飼料には、粉末にした石灰石が配合されています。
漆喰の主原料である消石灰の特徴として、二酸化炭素を吸収することで徐々に石灰石へと戻り固まっていきます。消石灰から石灰石に戻るまでには100年を超える長い時間を要しますが、時間をかけてゆっくりと呼吸をしながら固まっていくことで、お部屋の環境を心地よく快適にしてくれるようです。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。