伝統工芸品と伝統的工芸品の違いといえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳267】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
法律のあるなしです。
伝統工芸品は、実用性に優れた「日常の暮らしの道具」です。
長年に渡り受け継がれてきた手工業で製造された工芸品を指します。
実用性を度外視した工芸品は、文化財保護法による美術工芸品として重要文化財・重要有形民俗文化財に指定されるものもあります。
現在、伝統工芸品は約1,300品種あると言われています。
伝統的工芸品は、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」(昭和49年制定)に基づき、経済産業大臣が指定されたものを指します。
2021年1月現在、15業種の中で236品目が指定されています。
伝統工芸品の中には、伝統的工芸品にも指定されているものもあります。
伝統工芸品の明確な定義はなく、各都道府県が「伝統工芸品」と認めたものです。
一方、伝統的工芸品は伝達法に基づく要件をクリアーしたもので、伝統マークのデザインを使った「伝統証紙」が貼られています。
▶ 伝統マークのデザインを使った「伝統証紙」
(引用:一般社団法人 伝統的工芸品産業振興協会HP)
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▶ 伝統的工芸品の「的」といえば?
「伝統的工芸品」の「的」とは、「工芸品の特長となっている原材料や技術・技法の主要な部分が今日まで継承されていて、さらに、その持ち味を維持しながらも、産業環境に適するように改良を加えたり、時代の需要に即した製品作りがされている工芸品」という意味です。
▶ 伝統的工芸品の法律(伝産法)上の要件といえば?
1.主として日常生活で使われるもの
一生あるいは年に数回の行事でも生活に密着し、一般家庭でも「日常生活」で使われるものです。
2.製造過程の主要部分が手作り
すべて手作りでなくても、製品の品質、形態、デザインなど、製品の特長や持ち味を継承する工程は「手作り」が条件です。
3.伝統的技術または技法によって製造
伝統的とはおよそ100年間以上の継続を意味し、工芸品の技術や技法は、多くの作り手の試行錯誤や改良を経て、確立した製法で製造されたものです。
4.伝統的に使用されてきた原材料
上記同様に、100年間以上の継続を意味し、長い間吟味された原材料が使われているものです。
5.一定の地域で産地を形成
一定の地域で、ある程度の規模の製造者があり、地域産業として成立していることが必要です。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。