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歌舞伎のメイク・隈取(くまどり)といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳290】

【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】  

3色で役柄の性格や表情を表します。 

歌舞伎のメイクは、登場人物の役柄が外見から分かるように表現されています。

 

俳優は、初めに顔全体を1つの色で塗りつぶします。

 

白色は、善人や高貴な人物。

 

茶色に近い肌色は、町人や悪人。

 

赤色は、悪人の手下や家来。

 

地色を塗った上に、眉、目元、口紅、髭などを描きます。

 

 

メイクの中でも、役柄の性格や表情を、ひときわ強い印象を与えるのが「隈取(くまどり)」です。

 

(くま)は、光や陰(かげ)の境界を意味し、血管や筋肉などを大げさに表現しています。

 

隈に用いる3色には、それぞれ意味があります。

 

赤い紅隈(べにくま)は「正義」。

 

青い藍隈(あいぐま)は「

 

茶色い茶隈(ちゃぐま)は「鬼や妖怪」。

▶ 隈取(くまどり)

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歌舞伎独特のメイク(化粧法)です。

主に時代物に登場する人物に使われます。もともとは、顔の血管や筋をオーバーに表現するために描かれたといわれています。隈取は、役柄によって使われる色が決まっています。

赤色の紅隈:荒事(あらごと)の基本である、勇気・正義・強さをもった役に使われます。

青色の藍隈:スケールの大きな敵役(かたきやく)に使用されます。

茶色の茶隈:鬼や妖怪(ようかい)など、人間以外の不気味な役に使われます。

 

」とは、奥まって隠れたところ、陰(かげ)のあるところを意味するものであり、「隈取」とは顔面に陰をつけることでもあって顔面の骨格に沿って線を描き、ぼかしをつけて筋肉と陰を印象づけるものである。

俳優の表情を生かしながら、役の性格や感情を表現する点では、仮面にはみられない特色です。

隈は描くとはいわず、隈を「取る」といいます。顔の表面にあるものを「取って」いくことで、その下にある部分が見えてくるという考え方があるようです。

(引用:文化デジタルライブラリーHP)

 

隈取は、江戸時代・初代市川團十郎(いちかわ だんじゅうろう)によって始められたといわれ、色だけでなく、隈の構図にもさまざま種類があります。 

 

 === ここまで約300字です ===

 

関連記事の紹介

▶ 歌舞伎界を梨園(りえん)と呼ぶのは?

8世紀、中国の唐(とう)の時代、皇帝の玄宗(げんそう)の故事に由来します。

芸事を愛好する玄宗は、音楽や演劇の脚本などについて自ら弟子に教えていました。

弟子を集めた宮廷の庭園には、梨の木が多く植えられていました。

そこから音楽や舞踊などの芸能全体を指すことばとして「梨園(りえん)」が使われました。

江戸時代、漢学者は演劇界を梨園と呼ぶようになり、明治以降には歌舞伎界の名称として定着しています。また、歌舞伎俳優に嫁いだ女性を「梨園の妻」といいます。

  
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まとめ

会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?

人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。

1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。 

最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。