短期記憶のマジカルナンバーといえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳289】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
昔は7±2、今は4±1のようです。
人間の記憶は、長期記憶と短期記憶に分けられます。
マジカルナンバーとは、人間が瞬間的に保持できる短期記憶の容量を表します。
数十秒から数十分という短い間の記憶です。
▶ マジカルナンバーの考え方といえば?
記憶の単位を「チャンク(情報のかたまり)」で表わします。
例えば、「G」「O」「A」「L」の4つの文字を4チャンクとします。これを1つの単語にまとめた「GOAL」は1チャンクとなります。
電話番号「03-1234-5678」の場合、「012345678」の数字は9チャンクですが、「03」「1234」「5678」のかたまりにすると3チャンクとなり、記憶しやすくなります。
文字「TTNLAJXATSPG」の12チャンクを記憶することは難しいですが、これを逆から3文字にまとめて「GPS」「TAX」「JAL」「NTT」の4チャンクにすると記憶しやすくなります。
人間の脳の構造上、多くの情報を一度に理解しようとすると混乱しますので、情報をかたまりにして認識することで記憶できます。
1956年、米国・認知心理学者ジョージ・ミラー氏は「マジカルナンバー7±2」を提唱。
人が一度聞いた直後に再生できる記憶容量を研究し、それが「7±2(チャンク)」であると論文発表。
45年後の2001年、米国・心理学者ネルソン・コーワン氏は「マジカルナンバー4±1」を提唱。
新しい研究では、人間の記憶の限界は、4±1程度であると発表しています。
近年では、新たにマジカルナンバー3も提唱されています。
マジカルナンバーの減少には、インターネットの進化と共に利便性が向上し、Googleなどですぐに情報を引き出せる時代が影響しています。
便利であるゆえに、脳を使わなくなってしまった「現代病」の1つのようです。
=== ここまで約350字です ===
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▶ 日常のマジカルナンバーといえば?
郵便番号:「000-0000」の2チャンク。
電話番号:「000-0000-0000」の3チャンク。
飲み物のサイズ:「S・M・L」の3チャンク。
略語の事例:
サラリーマンの昼食は「サラメシ」の4チャンク。
as soon as possibleは「ASAP」の4チャンク。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。