9月15日・日本初の優先席誕生(シルバーシートの記念日)といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳345】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
1973(昭和48)年に国鉄・中央線快速と伊豆箱根鉄道で導入されました。
1973(昭和48)年9月15日の「敬老の日」に、老人・身体障害者の優先席「シルバーシート」が設置されました。
(※「敬老の日」は、2002(平成14)年までは毎年9月15日でした。「国民の祝日に関する法律」により2003(平成15)年から現在の「9月の第3月曜日」とされています。)
この日は「シルバーシートの記念日」です。
▶ 「優先席を意味するシルバーシート(silver seat)」といえば?
英語表記は、「 courtesy seat」 と「 priority seat」 の二通りがあります。
事業者によって英語表記は異なりますが、「courtesy seat」 は東京地下鉄・東急電鉄・東武鉄道・西武鉄道、「priority seat」 はJRグループや公営地下鉄・京王電鉄・小田急電鉄・京浜急行電鉄などで使われています。
シルバーシートの名称は、新幹線0系車両の普通車座席に使うシルバーグレー色の予備布地を使ったことに由来します。
1990(平成2)年、運輸省はガイドラインを示し、シルバーシートの数席増加や車椅子用スペースが設置されていきます。
1997(平成9)年、JR東日本はシルバーシートを「優先席」と改称し、対象を乳幼児連れの乗客および妊産婦等にまで拡大します。
なお、「優先席」ではなく「専用席」などの表記を使用している例もあります。
▶ 優先と専用の意味の違いは?
・優先:他をさしおいて先にすること。
・専用:特定の人だけが使うこと。
公共交通機関を利用する際には、ゆずりあいの気持ちを大切にしたいものです。
▶ 伊豆箱根鉄道
(引用:伊豆箱根鉄道HP)
=== ここまで約300字です ===
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▶ 優先席の廃止・復活の歴史
阪急電鉄(関西私鉄)グループ各社では1999年から2007年まで、横浜市営地下鉄(横浜市交通局運営)では2003年から2012年まで、ともに「全席が優先席である」との考え方から、乗客同士の自主的な座席の譲り合いに任せることとして、一度優先席を廃止しました。
しかし、いずれも目論見通りにはいかず、「優先席」を復活させた経緯があります。
背景には、座席譲り合いに関するマナー問題が解決しなかったことに加え、携帯電話の電波の影響による心臓ペースメーカーの誤動作を回避するために、優先席の設定が望まれたという事情があり、再設置しています。
なお、総務省が電波利用機器の電波による心臓ペースメーカーなどへの影響はないと、2015年に発表したことから、優先席付近における携帯電話使用のマナーは、緩和の方向で見直されています。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。