18th ミュンヘン・ クリスマス市 in Sapporo 2019|開催期間 11/22㊎~12/25㊌ 11:00~21:00|
■ イベント情報(会場:札幌大通公園2丁目会場)
2019年で18回目を迎える「ミュンヘン・クリスマス市in Sapporo」、札幌で楽しむことのできるクリスマスイベントの1つです。
ドイツ・ミュンヘン市と姉妹都市提携30周年を記念して、2002年から開催しているクリスマスマーケットです。
約1ゕ月間、クリスマス雑貨が手に入るショップが並ぶほか、ソーセージやグリューワインなどドイツのお料理を楽しむこともできます。
イルミネーションを見ながら、会場に来てクリスマス気分を味わって頂けます。
「ミュンヘン・クリスマス市in Sapporo」の風景をご紹介致します!
雑貨ショップ
「Gift of Snow」
ドイツの伝統的なクリスマスオブジェであるクリスマスピラミッドをモチーフに制作したオリジナルオブジェです。
昼間の風景
ポストカード
■ なぜ? 札幌でクリスマス市??
「ビールの街」として有名な札幌とミュンヘン。
この両市には、昭和47年(1972年)の冬季・夏季オリンピック開催地に各々が選ばれるという運命的な出会いがありました。
また、緯度や人口が似通っているなど共通点も多く、交流も頻繁に行われていたことから、昭和47年(1972年)8月28日、姉妹都市提携調印式が行われ、永遠の友好の第一歩を踏み出しました。2002年、札幌市とドイツ・ミュンヘン市が姉妹都市提携を結んで30周年を迎えました。
この機会に、姉妹都市ミュンヘンを広く市民に知っていただくきっかけにしようと、
ミュンヘンの年中行事のひとつであるクリスマス市を札幌で開催したのが「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」の始まりです。
会場マップ
会場:大通公園2丁目
期間:11月22日㊎~12月25日㊌
最寄り駅:札幌地下鉄「大通駅」
■ 札幌でドイツのアドベントを楽しめる
クリスマスはキリスト教の祝典ですが、実はその前に「アドベント」と呼ばれる大切な時期があります。
● アドベントとは
アドベントとは、イエス・キリストの降誕祭(クリスマス)を待ち望む準備期間のことです。12月25日の4つ前の日曜日から始まります。
カトリックでは、この期間を「待降節」と呼んでいます。
始まりの日は、使徒聖アンデレの祝日(11月30日)に最も近い主日(日曜日)と決まっていて年ごとに異なります。
今年の2019年は12月1日㊐です。この日を待降節第1主日とし、12月8日㊐は待降節第2主日、12月15日㊐は待降節第3主日、12月22日㊐は待降節第4主日となり、4回の日曜日を経た後に25日のクリスマス(正確には前夜から始まる)をお迎えすることなります。
この期間にクリスマスの飾り付けも始まります。
おなじみのツリーやリースの他に、欠かせないものが「アドベント・クランツ」です。
4本のローソクに、クリスマスへの期待をもって日曜ごとに火をともします。
ともすローソクの数は、最初に日曜は1本、次の日曜は2本、と毎週1本ずつ増やしていき、4本全てに火がともると、いよいよクリスマス間近です。
カトリック教会などでは、キリスト生誕シーンを人形で再現した装飾「プレゼピオ」が飾られます。
聖母マリアと聖ヨセフ、牛やロバ、東方の三博士などが飼い葉桶を囲み、クリスマス当日に幼子イエスが置かれます。
ドイツ、オーストラリア、ドイツ国境に近いフランスのアルザス地方などでは、待降節に合わせてクリスマス市が開かれます。
中世以来の伝統を誇るミュンヘン・クリスマス市は、姉妹都市の札幌でも大通公園を会場に毎年開催されています。
待降節にはもう一つ大切な意味があります。
それは審判者であるイエス・キリストの再臨(最後の審判)に備えることです。
神の国に招いてもらえるように、しっかり準備をしてその時を待たなければならない、待降節はそのことを思い出す時でもあります。
ですから、祈りをささげたり、よい行いをしたり、誰かのためになることをする期間でもあるのです。
(出典元:オントナvol.1396)
■ クリスマスにまつわる逸話
● 12月25日はクリスマスの始まりの日
本来、クリスマスは25日のみで終わるのではなく、クリスマス期間(降誕節)として、1月6日の「主の公現」の祭日直後の日曜まで続きます。
「主の公現」の祭日は、東方の三博士がイエスの誕生を祝って来訪した日とされます。
クリスマス期間は新しい年の始まりと重なります。
イエス・キリストが地上にやってきたことを、冬至が終わり、光が戻ってくる時期と重ね合わせて祝う習慣ができたと言われています。
● サンタクロースのモデル、聖ニコラウスとは?
3~4世紀のトルコの司教で、子供の守護聖人です。
貧しい貴族の3人の娘を救うため、お金の入った袋を3度、夜中に窓から投げ入れたという伝説から、12月6日(聖ニコラスの祝日)の前夜にプレゼントを持ってくる存在ともなりました。
オランダでは船乗りの守護聖人として崇敬されます。
17世紀になると、オランダ人の北米入植とともに、聖ニコラウスのお祭りは、彼らが築いたニューアムステルダムへと伝わります。
その後ニューアムステルダムは戦争でイギリスに奪われ、ニューヨークと名前を変えますが、オランダの伝統は残ります。
そして、19世紀の初頭、聖ニコラウスはニューヨークのシンボルにもなります。
その後のアメリカのおもちゃ産業や商業の発展と結びつきながら、今日のサンタクロースのイメージが出来上がったと言われています。
(出典元:オントナvol.1396)
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