屋根の切妻造、この切られる妻の語源といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳162】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
「妻」は屋根の端の所を意味します。
切妻造(きりづまづくり)とは、屋根の形状のひとつです。
運動会などで使用されるテントは、切妻の形状になります。
形状は本を伏せた状態を想像して下さい。
伏せた状態を屋根に見立てると、本の背表紙にあたる場所が、屋根の棟(むね)になります。
「切妻」の名称は「妻を切る」と書きますが、少々物騒ですね。
実は、この「妻(つま)」は、「端(つま)」のことなのです。
建物の中心部からいちばん離れた所を「端」と言いますよね。
▶ 切妻造
日本の寺社建築に見られる切妻造では、建物のいずれかの面に正面出入口があります。「平入り」と「妻入り」に分類されます。伊勢神宮は「平入り」で、出雲大社は「妻入り」です。
切妻造の語源は、屋根の妻(=端)の部分を切ることを意味し、切妻屋根と呼ばれています。
お刺身に添えられる「褄(つま)」も「端」が転用されたという説もあります。
歴史が古い切妻屋根は、寄棟(よせむね)屋根よりも格式が上とされ、伊勢神宮や出雲大社などの建物の屋根もこの形状で造られています。
=== ここまで約300字です ===
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▶ お刺身に添えられる「褄(つま)」の語源には2種類の説があります。
一つ目は「妻(つま)」です。「妻」は奥さんのことです。褄は主役のお刺身を支える脇役ですね。妻という言葉には「主となるものに添えるもの」という意味がありますので、どちらも主役を立てる名脇役の「妻(つま)」が「褄(つま)」になった説です。
二つ目は「端(つま)」です。「端」は「はじ」のことです。褄はお刺身の端(はじ)に置かれることから「端(つま)」が「褄(つま)」になった説です。
▶ 褄がお刺身に添えられる理由
お刺身には褄が添えられるようになったのは、なぜ? お刺身を美味しそうに見せる演出? トレーに盛られたお刺身のボリューム効果? 本来は食中毒の防止やお口の中のすっきりリセットなどの効果で添えられています。褄にはそれなりの役割があるのです。冷蔵・冷凍技術がなかった時代は、食中毒の防止で大根の褄が添えられていたと言われています。大根は殺菌作用ある野菜で、大根を細長く切ると、お刺身から出る水分を吸収するので、褄の食材としては最強です。褄には諸説ありますが、お刺身を召し上がる際、褄も一緒に食べたいものですね。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介します。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。
スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。
3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。
よろしかったらご参考にしてみてください。
くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。