ワクチン(vaccine)の語源となった動物といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳198】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
ラテン語の牛(vacca)に由来します。
18世紀、英国の医学者ジェンナー(E. Jenner)が、牛の病気「牛痘(ぎゅうとう)」に着目し、世界初のワクチンを開発しました。
古代から中世にかけて、感染力の強い天然痘(てんねんとう)は人々を苦しめていました。
天然痘はとても怖い病気の1つで、天然痘ウイルスは感染力が強く、あっという間に周りに広がってしまいます。感染すると高い熱が出て、体中にブツブツした発疹(はっしん)ができ、苦しんだすえに死んでしまうこともある病気です。
酪農地帯で暮らすジェンナーは、「乳搾りの女性は決して天然痘にかからない」との会話をヒントに、人の天然痘によく似た牛の病気「牛痘」に着目します。
乳搾りの人の手に牛痘が感染すると、手や腕に水膨れができます。
この水膨れの中の液体が、病気になるのを防いでいるのだと考えました。
当時、8歳の少年の腕に、この液体を接種して、軽い牛痘を発症させた2か月後に、人の天然痘を接種した所、少年は天然痘にかからずに済みました。
これが世界初のワクチンの発見になりました。
ワクチンという言葉はラテン語の牛から来ています。
ジェンナーの研究に協力した牛と、乳搾りの女性に敬意を表してのことです。
それから約200年後、WTO(世界保健機構)は1980年5月に天然痘の世界根絶宣言を行いました。
=== ここまで約380字です ===
関連記事の紹介
ジェンナーは、医師としてだけでなく、博物学者としても有名でした。博物学とは、動物、植物、鉱物、地質など、自然界にあるすべてのものを研究する学問のことです。自然観察や動物観察、昆虫採集などが、博物学の代表的な研究方法です。
「カッコウ」という鳥には、自分の卵を他の鳥の巣で生み、その巣の持ち主である鳥に育てさせるという習性があります。
卵からかえったカッコウのヒナは、他の鳥の卵を全て巣から落とし、子どもになりすまして、他の鳥に育ててもらうのです。カッコウがこのようなおどろきの行動をとることを、最初に発見したのがジェンナーでした。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。