初物七十五日といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳216】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
寿命が75日延びることです。
初物七十五日(はつもの しちじゅうごにち)とは、初物は縁起がよく、食べると75日長生きできると言うことわざです。
75日は厳密な日数ではなく、ある程度の長さの期間になります。
初物は、旬の走りや出始めたばかりもので、シーズンを迎えて最初に収穫される農作物や魚介類などです。
初物には、初鰹(はつがつお)や新茶など季節ごとにあります。
▶ 新茶の八十八夜といえば?
新茶の八十八夜とは、立春(2月4日頃)から数えて88日目の5月2日頃で、春から夏への季節の変わり目になります。
お茶は、葉を摘んでも新たに芽が出て、1年間で3回ほど茶摘みができます。シーズン最初の茶摘みが新茶(一番茶)となります。産地によって、4月中旬から5月下旬が新茶のシーズンになります。
八十八夜に摘まれた新茶は、縁起が良いと言われて、新鮮な味わいとともに、旨味成分が多く含まれています。二番茶、三番茶になると、次第に茶葉は大きく硬くなり渋みが増すそうです。
新茶の適温は、やや低目の60~80℃位です。温度が高いほど渋みが出やすく、一度湯飲みや急須に注ぎ、お湯を少し冷ますことをお勧めします。茶葉はやや大目の一人分2~3g位で、人数分を急須に入れたら、1分ほど蒸らしながらしっかり葉を開かせます。最後の一滴まで注ぎきることが、新茶を美味しくいただくポイントです。
シーズン最初の「初物」と「旬」は違います。
「初物」は、初めて収穫や漁獲された食材のことで、「旬」はシーズンの中で、より新鮮で美味しい食べ頃の食材になります。
お店に出回る値段にも違いがあり、初物は希少性から値段は高いものの、味はお値段以上かな?
一方、旬は多く出回るため値段も安く、庶民にとってありがたい時期とも言えますね。
=== ここまで約300字です ===
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▶ 初物七十五日の75日の由来といえば?
初物を食べると寿命が延びる日数の由来には諸説あるようです。
一つ目は、江戸時代、死刑囚に対して「死ぬ前に食べたいものがあればそれを叶えてやる」という決まりがありました。ある死刑囚は季節外れの食べ物を要望した所、初物が出回るのを待つことになり、死刑囚は75日間長生きできました。
死刑囚は、初物を食べたいと要望した結果、寿命が延びた訳で、初物を食べたから寿命が延びた訳ではないのですが、いつの間にか「初物を食べると75日長生きできる」と話が変わった説です。
二つ目が、中国から伝わる五行思想・五行説に基づいたものです。「五行説」とは、万物は「木・火・土・金・水」の5種類の元素からなるという自然哲学の思想で、季節の移り変わりは五行の推移によって起こるというものです。1年間を5つの季節に区切ると、1つの季節は70~75日間となります。これは農作物の種をまきから発芽して収穫までの日数が、おうよそ1つの季節の75日であることの説です。
最後に、「人の噂も七十五日」と言われます。この75日は1つの季節が過ぎる頃には、人の噂も忘れ去るということです。75日という日数は、1つの区切りとして使われるようですね。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。