コアップ・ガラナ飲料の始まりといえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳331】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
アメリカ発のコカ・コーラ日本上陸の対抗策です。
1950年代の国内飲料会社は、ラムネやサイダーの生産が中心でした。
日本にも本格的に進出すると危機感を募らせていたときに、ブラジルではガラナが普及していて、「コーラ苦戦」の情報を得ます。
在ブラジル大使館に協力を仰ぎ、全国の中小清涼飲料会社が結束して、対抗ドリンクを開発したのが、統一商標商品の「コアップ・ガラナ」でした。
当時、全国 3,000 社ほどの中小清涼飲料会社は、個々の企業が製造・宣伝・販売していては外資系に対抗できないと判断。そこで、在ブラジルの大使館に協力を仰ぎ、ガラナ原料を輸入します。
業界団体が結束した全国清涼飲料協同組合連合会(現在、日本コアップ㈱が商標を管理)を設立して、1960年に共同事業として販売を開始したのが「コアップ・ガラナ」です。
「コアップ(co-up)」とは、「Co-operation(協同)」と「up(昂揚)」を結び合わせた造語です。
ガラナは、ブラジル・アマゾンの奥深くに生い茂る植物です。ガラナ飲料は、独特な風味が刺激的で、癖になる味わいです。
「ガラナ」の名前の由来といわれているインディオの「ガラニー族」は、祭典の時にガラナを飲んで3日3晩踊り続けるといわれるほど不思議なパワーを秘めており、この魅力にも注目し、コアップ・ガラナが誕生しました。
1960年に「コアップ・ガラナ」が発売され、最初の5年で年間2,000万本を販売するまでになりました。
1961年10月の輸入自由化で、コカ・コーラが本格上陸します。
その後は、コカ・コーラが日本を席巻し、ガラナ飲料も徐々に苦戦していきます。
現在、「コアップ・ガラナ」のブランド飲料は、ホッピービバレッジ株式会社(東京)と株式会社小原(北海道)の2社のみが販売しています。
=== ここまで約350字です ===
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▶ 現在も北海道で愛されるガラナの理由といえば?
1960年に「コアップ・ガラナ」が生産・販売された後に、1961年10月に輸入自由化を受けたコカ・コーラが、日本に本格的に上陸して席巻していきます。
しかし、コカ・コーラの北海道進出が、他の地域より3年間遅れ、この間に株式会社小原などは北海道の問屋や国鉄(現・JR北海道)と連携して販路強化に力を注ぎます。
また、ガラナの独特の甘さが、寒い北海道で受け入れられたとも言われています。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。