《気象》日本最初の気象観測所といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳427】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
函館気候測量所です。
1872(明治5)年8月26日、開拓使函館支庁の福士成豊(ふくしなりとよ)は、自宅(現在の函館市末広町)に観測機器を設置し、「函館気候測量所」として観測を開始しました。
これが日本最初の気象観測所の始まりです。
観測機器は、英国人実業家・ブラキストンから引き継ぎました。
ブラキストンは、1864(元治元)年から1871(明治4)年までの8年間、降雨雪日数を観測し、1868(慶応4)年からは気圧や気温の観測を行っていました。
また、ブラキストンライン(津軽海峡を境とした北海道と本州の動植物境界線)の発見でも業績を残しています。
▶ ブラキストンライン
(引用:函館山ロープウェイHP)
幕末、伊豆の下田と並び海外への窓口となった開港場「函館」には、外国人が渡来し在留するようになり、気象観測が必要となり実施されました。
函館から3年後の1875(明治8)年に、東京気象台が開設されています。
▶ 福士成豊(ふくしなりとよ)といえば?
福士成豊は、同志社大学の創設者である新島襄(にいじまじょう)が、函館から海外渡航する際に手伝ったことでも有名です。
新島襄は新しい知識を海外に求め、1864(元治元)年に快風丸(かいふうまる)に乗船し、江戸から函館に渡り、同年6月14日(陽暦7月17日)の深夜、福士成豊の協力により、国禁をおかしてアメリカ商船ベルリン号に乗り込み密航に成功しました。
1865(慶応元)年7月9日、上海でアメリカ船ワイルド・ローヴァー号に乗り換え、7月20日にボストンに入港。渡米した新島は、修学10年の後、1874(明治7)年に帰国し、翌5年に京都で同志社大学の前身、同志社英学校を設立しました。
=== ここまで約300字です ===
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▶ 日本の気象観測開始の古い順位で第3位といえば?(選択してください)
《第1位・函館(明治5年)、第2位・東京(明治8年)》
札幌おめでとう! 第3位です明治9(1876)年開始長崎残念! 第4位です明治11(1878)年開始広島残念! 第5位です明治12(1879)年開始
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。