使い捨てカイロのはじまりは、なに?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳104】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
温めた石を布にくるんで懐に入れて身体を温めていた!
カイロ(懐炉)とは、化学発熱体(鉄粉、塩類、水など)や蓄熱材(石、カイロ灰、ベンジンなど)を懐中(かいちゅう・ふところやポケットの中)に入れて身体を温めるものです。
平安時代末頃から江戸時代にかけて、石をたき火・囲炉裏・火鉢などで加熱し、適度に冷ますか、布に包んで温度を調整して使用されていました。
これを温石(おんじゃく)といい、防寒だけでなく、治療の効果も期待されていました。
おへその下には大きな血管が流れています。
お腹の周りを温めることで、上腹部(胃など)や下腹部(腸、膀胱、子宮・卵巣など)の機能が低下している場合の改善が期待されます。
また、禅寺で修行僧が空腹や寒さしのぎため温石を懐中に入れたことから、お茶の席で出す一時の空腹しのぎ程度の軽い料理を「懐石料理」と呼んだという説があります。
カイロは背中や腰だけでなく、お腹の周りにも貼ることをお勧めします。
(小さな湯たんぽでもOKです。)
=== ここまで約350字です ===
【使い捨てカイロの発熱の仕組み】
鉄の化学反応を利用しています。
鉄は空気中の酸素と反応(酸化)して酸化鉄(水酸化第二鉄)の化学反応がおこります。
化学反応でおこる熱を利用しているのです。
(出典元:桐灰化学株式会社HP)
日常生活の中でも鉄は酸化しますが、普通はゆっくり反応しているので熱を感じることはありません。
【使い捨てカイロの5種類の成分】
鉄粉;
酸化反応で熱を発生する元で、原料中の半分程が鉄粉(純鉄)
- 水;
鉄粉を錆びさせる- 塩類;
鉄粉を錆びやすくするバーミキュライト;
水をためておく保水剤カで、バーミキュライトの表面の小さな穴に水分を取り込む
活性炭;
表面の微孔に空気を取り込んで酸素を供給する
カイロは空気に触れると発熱を開始するので、外装(特殊なフィルム)で空気の侵入を遮断しているのです。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介します。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。
スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。
3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。
よろしかったらご参考にしてみてください。
くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。