卵のコレストロールの悪者節は、本当?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳131】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
100年近くの冤罪(えんざい)でした!
約一世紀前、ロシアでコレストロールが人体に与える影響を、ウサギに卵を食べさせて調査しました。
結果、動脈硬化が発生!
大動脈にコレストロールが沈着し、「卵=コレストロール」と長年信じられてきたのです。
ウサギは草食動物で、植物にはコレストロールがなく、動物性の卵を食べさせると、そのままコレステロール値は上昇します。
この調査が間違い(冤罪)でした。
人間は雑食性で、動物性の食品(卵)も食べますが、常にコレステロールが増える訳ではありません。
人間は肝臓でコレステロールの量をコントロールできるので、食品からコレストロールを摂取しても、コレストロール値がすぐに上がることはないのです。
食品中のコレステロールは、身体に入ると小腸で吸収されて肝臓に運ばれます。
肝臓は優秀で、肝臓で必要なコレステロールの量を判断します。不足の場合、自ら合成するようになっています。
血液中のコレステロールのうち、4分の1が食事から、残りの4分の3が肝臓で合成されます。
もし食品から少し多目にコレステロールを摂取しても、自ら合成する量を調整し、常に一定量に保つようにしますので、直ちに健康に悪影響を及ぼすことはないのです。
(出典元:一般社団法人日本卵業協会)
卵は、植物繊維とビタミンC以外の栄養素のほとんどが含まれているバランスの良い食品です。
最近の実験でも、普段の食事以外に、1日に卵を3個ずつ、2週間食べ続けても、コレステロール値の変化はほとんどなかったようです。
=== ここまで約380字です ===
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卵のコレステロールが安心なのは、なぜ?
食品中のコレステロールと同様に、小腸で吸収されて肝臓に運ばれるものに、ミリスチン酸という脂肪酸があります。
ミリスチン酸には、血中の余ったコレストロールが肝臓に戻る邪魔をする作用があります。
これが悪玉コレステロールになり、動脈硬化の原因になります。
卵はコレステロール値が高目の食品ですが、卵そのものが悪玉コレステロールを増やす訳ではありません。
卵には悪玉コレステロールを増やすと言われているミリスチン酸はほとんど含まれず、コレストロールを下げる効果のあるオレイン酸が豊富に含まれています。
また、卵白のアミノ酸シスチンと卵黄のレシチンは悪玉コレステロール値を下げる働きをします。
卵は、長年コレストロールの悪役の代表格でしたが、実は私たちの健康づくりの強い味方だったのです。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介します。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。
スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。
3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。
よろしかったらご参考にしてみてください。
くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。