国産初ロケット誕生といえば?【1分間スピーチ|雑学ネタ帳298】
【1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタの紹介です。】
長さ23cmのペンシルロケットです。
1954(昭和29)年、長さ23cm、直径1.8cm、重さ190gのペンシルロケットが完成。
1954(昭和29)年頃から具体的な研究を開始した糸川教授は、富士精密㈱(現・石川島播磨重工業)や日本油脂㈱の協力を得て、固体燃料を推進力としたロケットを開発しました。
長さ23cm、直径1.8cm、重さ190g、やや太めの鉛筆といった感じのロケットで「ペンシルロケット」と名付けられました。
「ペンシルロケット」は小さいながらも、ロケットに必要な基本的な機能のうち、姿勢制御系以外の燃料、燃焼室、ノズル、機体、点火装置、安定翼など、すべてを備えていました。
当時は使える燃料は小さく、マカロニ状の火薬だけでした。
小ぶりなサイズは、燃料の都合で決まったようです。
1955(昭和30)年4月12日、東京都国分寺市の銃器発射場を改造した半地下の実験場(現在の早稲田実業学校の敷地内)で、発射実験が行われました。
当時のレーダー技術は未熟で、ロケットの軌跡を上空で測ることはできず、そこで水平に飛ばして軌跡を追うことになりました。
ロケットを横向きの発射台(長さ約1.5m)に載せ、その先に薄い紙の表面に細い針金を貼ったスクリーンを数か所置き、横に飛行する様子を高速度カメラで捉えました。
ロケットの尾翼の角度や重心の位置で、どう飛び方が変わるか調査しました。
その後の国産ロケットは、ベビー型、カッパー型、ラムダ型と次々に性能が向上していきます。
=== ここまで約330字です ===
関連記事の紹介
▶ 日本の宇宙開発・ロケット開発の父
糸川 英夫(いとかわ・ひでお)博士・1912-1999年、戦後の日本の航空・宇宙工学で中心的な役割を果たし、「ロケット博士」として国内外に知られる。
東大教授として東大生産技術研究所でロケットの研究をはじめ、1955年4月12〜23日に国産初の超小型の固体燃料ロケット「ペンシルロケット」(全長約23cm)の発射実験に実施、29機の試射は全て成功。
日本初の人工衛星「おおすみ」の開発に携わるなど、国内の宇宙研究の基礎を築いた。
1970年2月11日の人工衛星「おおすみ」は、ソ連、米国、フランスに次ぎ、自力で衛星を打ち上げられる国となったことを示した。
2010年に小惑星探査機「はやぶさ」が微小物質を持ち帰った小惑星25143は、糸川博士にちなんで「イトカワ」と命名された。日本の宇宙科学研究の基礎を築き、「日本の宇宙開発の父」と言われる。
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まとめ
会社や集会などでスピーチに困ったことはありませんか?
人前で話すことが苦手な人に、1分間(300字)で話せるおすすめの雑学ネタを紹介しています。
1分間に話す文字数の目安は300字と言われています。スピーチが不慣れな人は、300字よりも少なめの文字数で準備し、落ち着いて少しゆっくり目に話されることをお勧めします。3分間スピーチの場合は、その約3倍の900字が目安になります。よろしかったらご参考にしてみてください。くれぐれも時間厳守でスピーチ頑張ってください。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
次回もよろしくです。